So-Bad Review

ガーターフォーク・ハードクローム仕上げ!!

time 2015.03.11 view 133 Views
Posted by in Harley Custom, One-Make

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指の指紋が消えて去っても、更に磨く!!!

 
弊社オリジナルのガーターフォークでありますが、今回、お客様からのご要望によりまして、初めてクローム仕上げにてフニッシュを致しました!! しかし… これは予想以上に長い道のりでありました。。。

クローム仕上げは、とにかく、その処理をする前の、そのモノの下地の処理に全てがかかっておりまして、要は、全ての面を、例えるならば、よどみの無い鏡やガラスの状態にまで磨き上げなければならず、溶接痕による不自然な面の変形や、更にはいかなる小傷の一つでさえも、そこに存在をしていてはいけません。

現在では、その様な膨大な作業を簡易化する為に、クロームメッキを行う前のメッキ用パテと云うモノがあるらしいのですが、経年劣化によりますパテ痩せや、そこからのメッキの剥がれ等が心配されますので、やはり今回は、非常にオーソドックスな手法を用いさせて戴きました。

弊社のガーターフォークは、各パーツに溶接作業を行いまして全体を仕上げて参りますので、クローム処理を計算しまして、、、

1) まずは溶接部各部の処理を通常以上に綿密に行いまして、とにかく深くしっかりと各部のパーツが溶け合い完全に一体化をする溶接作業を行います。
2) 溶接作業が終了しましたら、それぞれの溶接痕を各種ヤスリ状の道具、更には本当に紙ヤスリを使用しまして、どの様に微細な溶接痕であっても完全に手作業にて消し去ります。
3) これよりは、とにかく、ただひたすら、フォークの面という面を磨きに磨きます。
4) 更に、磨き磨きをかけまして、それぞれのパーツが、まさに鉄から削り出したかに見える迄、とにかく磨き上げます。
5) 長い時間を掛け磨きの作業を行って来ましたので、これでよし!! との判断を下してしまう人の心はよく理解が出来ますので、とりあえず『磨きの作業が終了しました!!』的な報告を受けた時は、ひとまず『良くやった!!』と大声でスタッフの労をねぎらってやります。が、往々にして、磨き足りない部分がどうしても残ってしまっている事を、ボクは長年の経験より知っておりますので、翌朝、『◯◯君、例の磨きの作業だけど、念のため、今日、もう一日だけやる事にしよう』と言い放ち、更に最終の作業に取りかからせます。これくらいやりますと、ほぼ完璧な面が出てくる訳でありますね…
6) その後、今度は、磨き専門の外注業者に依頼を致しまして、メッキ加工前の、最終磨き&面だし作業を更に行って貰います。彼等は、磨きに関しては、もうプロ中のプロでありまして、いくら弊社スタッフが根を詰めましても、やはり彼等の技術にはかなわず。。。最終的な面だし&スムージングの作業は、プロに任せております。
7) そして、いよいよクローム加工業者へ各パーツが持ち込まれ、メッキ加工が開始。。。

とにかく、長い道のりでありましたが、遂に納品されたガーターフォークは、もう小躍りしたくなる位の出来映えでありまして、組み付けた所の佇まい等は、本当にため息が出る程美しかった…
いよいよ、明日より、車両への組み付け作業に取りかからせて戴きます。車両に装着した所の図… どうかご期待下さいませ!!

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