本来であれば。。。
昨日送られてきたCHOPPER Journal最新号をめくりつつ、実にインパクトのあるページに目が留まりました。その写真に写る人物の風体からして、初めは外国のビルダーの特集記事かと思ったのですが、よく見るまでも無く、それはBMWの広告でありました。
砂漠を背景にした少々ハイキー気味の写真。アウトロー風の男2名が股がるバイクも、またその彼らの出で立ちも、セオリー通りである事は間違い無いのでありますが、しかし、ひと昔前に用いられていた表現とは異なり、この2人の男と2台のバイクからは、確実に今までとは何かが異なる新しいパワーが放たれている様に思えてなりません。
21世紀に相応しいディレクションの中で、男子として、オートバイと云う世界に憧れた頃のピュアなスピリットを思い出させてくれるには、十分過ぎる程の説得力を持ったこの一枚。ピースフルでも無く、ファミリア的でも無く、また容易なフリーダムでも無く。。。オートバイに興味がある人々に向けられた、シンプル且つ最上級のメッセージであると、そう思いつつも、本来なら、この様な表現こそ、ハーレーにこそ相応しいはずでは無かったのかと、そう、口惜しい気持ちともなりました。