この何とも云えないミスマッチ感…
1989年式のEVOツーリング・モデルに、Brembo社製のブレーキパーツを取り付けて欲しい… とのご依頼を頂きまして、只今、階下工場ではそのセットアップ作業を行っております。Brembo社製のブレーキマスターとブレーキ・キャリパー。。。これが10年も前であったら、ハーレーにこの様なセットアップは決してあり得なかった訳でありますが、今や時は流れ、このミスマッチ感が何とも心地よく感じてしまうあたり、造り手側としてのこちらの視野が広まったとでも云いますか、あるいは天邪鬼な性格に更に磨きが掛かってしまったとでも云いますか、とにかく不思議であります。。。
オーナー様は、良い意味での変態系美的センスの持ち主かと…
また今回の場合、その主役となります車両が、あえて純正のカラーリングそのままのEVOツーリング・モデルであると云うあたりも、中々にして素敵な斜め具合でありまして、そんな所にBremboのセットアップでありますから、オーナー様は非常に良い意味での変態系美的センスの持ち主である事は、まず間違いありません。(^^;
また、この異様に長いサイレンサーにも、同じ様な主張を感じてしまう訳でありまして… 発想はなんでも、これ位エキセントリックであっても良いのかも知れませんね。。。
因みに、ゴールドに輝くブレーキローターは、ミスミ・エンジニアリング社製。スピードメーターのドライブユニットを装着せねばならず、今回は左側のローターを一部加工して装着致しております。