銀色に輝く君を… ボクは、ずっと待っていた。。。
BLシルバーコートRTを古のヒーロー : ロボコンに施工してみました!! 今回使用したロボコンは、当時販売されていた超合金系のオモチャで、謂わばアンティーク品。。。それはそれなりの価値があるのかも知れませんが、小さなパーツや、細かな対象物へのシルバーコートの施工は、ハーレーカスタムの場合にも大いに必要とされますので、とにかく今回は、このロボコンに頑張って貰いました!!
また、この施工方法は、モデラーの方々に取っても、かなり有効では無いかと思います。以下に動画を貼り付けてさせて頂きますので、是非ご参考にされて下さい。
下地プライマーについて
今回は、BLシルバーコートRTのキットに含まれる専用の下地プライマーは使用せず、通常のウレタン塗料の黒、そして、その上から同じくウレタンのクリアーを下地としてペイントをしています。キット内のプライマーは、勿論、このシルバーコートを確立する為に専用で開発されたモノでありまして、抜群のレベリング性能を有します。ペイントの施工後は、非常に綺麗な鏡面状態となるプライマーなのですが、ゴミ物などが付着してしまった際、その処理が少々大変。そこで、通常のウレタン塗料の登場となる訳でありますが、ウレタンでしたら、黒の段階は勿論の事、クリアーを噴いてから研ぐ事が可能でありまして、塗装環境に左右される事無く、下地の表面を鏡面にする事が可能です。つまりは、クリーンブースや、ゴミ物の一切付かない塗装環境以外の場所での施工には、この方法は非常に有効です。BLシルバーコートRTの設計自体がウレタン系の塗料である事に着目し、実は1年ほど前からこの方法を試しておりました。
細かな場所は、エアーブラシが最適
細かな場所への施工には、やはりエアーブラシを使用するのが最適かと… 勿論、施工される方の施工技術によっては通常のスプレーガンでもOKなのでありますが、弊社の場合、塗装のプロフェッショナルがおりませんので、、、そんな訳で、とにかく今回はエアーブラシを使ってみました。この時、コンプレッサーのエアー圧はレギュレターで調整して0.1Mpa(メガパスカル)程に設定。シルバーの噴き方としては、少な目の吐出量で霧を吹きかける様なイメージで施工をしました。また、シルバーを施工する際は、シルバーに含まれるシンナーを瞬時に飛ばした方がシルバーの施工面が綺麗に仕上がるので、施工対象物に若干の熱を加えておいた方が良い結果が得られると思います。
シルバーに含まれるシンナーを完全に飛ばす!!
そんな訳で、ご覧の通り、非常に綺麗な仕上がりにてフニッシュを致しましたシルバーロボコン。この後、シルバーに含まれるシンナーの成分を完璧に飛ばす事が非常に重要。赤外線乾燥機 (赤外線ヒーター) を使い、約1時間程乾燥をさせた後、念の為、3日間程、常温下に放置を致しました。下地プライマー、及びシルバーの施工段階で、それぞれに含まれるシンナーが残っておりますと、最後にトップクリアーを施工した際、シンナー同士が悪さをして、結果、銀の発色が青味がかったり、緑っぽくなる事がありますので、とにかく最後のトップクリアーの施工に行く迄は、決して焦る事無く、シルバーに含まれるシンナーを完全に飛ばして下さい!!