子供の頃…
最近、特殊塗料を多々扱わせて頂く様になりまして、そうなりますと、自然と『筆』が身の周りに在る様になりました。子供の頃、絵を描く事が大好きでありましたので、何本かの絵筆を持っておりましたが、欲しい物を欲しいだけ買って貰える様な家では無かったので、僕はその数本の絵筆をとても大切にしていた記憶があります。
本日、塗りの作業を終え、使った筆をシンナーで洗浄していた時、ふとそんな事を思い出しました。普段より物は大切にする方だと思うのですが、殊、これらの筆に限っては、自分でも不思議に思う位丁寧に扱っている事と、洗浄液や水の中で触れる筆先の感覚が何だかやけに懐かしく思えていたのも、これで合点が行きました。絵筆。これから、きっと増えて行く事だと思います。