楽しんで… やって下さい。。。
昨年の今頃の時期だったと思いますが、僕の古い友人 : M君のパンヘッドが弊社工場に常駐しています。年式は1960。数年前にアメリカからやって来ました。アメリカのどこぞの片田舎の、それこそ納屋の奥の方に仕舞われていたに違い無いこのパンヘッドは、見るからにボロボロの状態ではありましたが、下手な改造などの手は加えられてはおらず、純正の度合いからすれば中々のかなりの高得点でありまして、オールド・フリークの観点からすると、これは上物と云う事になるのでしょう。。。トランスミッションこそ、全バラの上、完全オーバーホールとなりましたが、エンジンに関しては、腰上のみのオーバーホールで事が足りた様でありまして、これはかなりラッキーであります。
M君は、仕事の合間にやって来ては、自らコツコツと作業を進めておりまして、この夏頃からは配線の引き直し作業を行なっておりました。また、先日、前後ブレーキラインの新規製作も終了しまして、どうでしょう、完成に向けて全体の70%程の作業は終えているのでは無いでしょうか。。。
TwinCamなどと比べたら、それはもう、何もかもが驚く程シンプルな構造となっており、改めて新鮮な感覚を覚えてしまうあたりが実に不思議でありまして… 何に致しましても、このペースだと、完成は来年の春頃の事でありましょう。。。その時は、勿論、試乗をさせて貰い、久方ぶりのパンヘッドを味合わせてもらうつもりです。