2020.2/26 pm18:30の写真
僕は今、横浜中華街に住んでいます。横浜中華街って簡単に言いますと四角いカタチをした街でありまして、その一つの角に当たる部分が今の住まいです。此処に住む様になって今年で10年になりますが、こんな中華街は見た事がありません。
本日ご覧を頂きます写真は昨日 : 2020.2/26 pm18:30の横浜中華街です。通常であれば曜日などは関わらず人でごった返しており、街全体が宴もたけなわとなっている時間帯なのでありますが…
日曜日や祝祭日ともなると、それこそ早朝より到る所から人々が集まり出して来て街全体がざわつき始めるのですが、特に先日の3連休の朝は街がシーンとして静まり返っている事に気が付きました。窓から下を見ますと、通りには誰も歩いておらず… では、夜は一体どうなっているのだろうか? そんな事が気になりまして昨晩久しぶりに中華街を歩いて見ました。
状況は想像していた以上に酷く… 中華街のメインストリートである大通りでは、時折人とすれ違う事はありましたが、それ以外の場所ではご覧の通りどこに行っても人が殆どいません。暗闇にお店の灯りだけが滲んでいて、歩きつつ何やら異空間に迷い込んだかの様な錯覚すら覚えた次第です。また同時に今まで味わった事の無い感情が湧き出して来まして、歩きつつこの感覚とは一体何なのだろうかと考えている内に、それが恐怖心である事に気付きました。煌々と明かりだけが灯るお客が誰も居ない店の数々は、まさに極々近い未来の日本や世界の経済の姿を暗示しているかの様に見えてならず… 寒空の下、昨晩、僕は生まれて初めての本当の恐怖を味わった次第です。