オラが大将の奇策。。。大丈夫か?
別段、こんな事をあえてネタとしてバイク屋のブログなどを書く必要などは無いかとは思いますが、それにしてもオラが大将 : 安倍総理が放った『各住所にマスク2枚を配布』と言う、この何とも情けない奇策。丁度、フジテレビさんで志村けんさんの追悼番組が放送されていた事もあり、頭の中でコントに対するシナプスが過敏となっていた事も多々影響されたのでしょうが、昨晩流れたこのニュースを知った時、本当に冗談かと思ってしまった次第です。
海外ではその国の政府が国民の先頭に立って、この未曾有の一大危機に真っ正面から取り込みを始めていると言うのに今の日本の政府の対応と言ったら、それはもう皆さんもよくご存知の通り。。。ドイツでは、例えば自称ミュージシャンであっても100万円近いお金が既に支給されているとの事で、それはドイツ政府として『私たちは誰も失望させない。文化もしっかりと守ります!!』と言う確固たる信念の表れであり、そうした政府からの強烈なメッセージや政策があれば、確かにとんでも無い危機に直面している事は間違いありませんが、それでも国民は安心する事が出来ますよね。
○ アメリカ→ 大人1人13万円支給 / 子供1人5万4千円支給
○ 香港→ 1人14万円支給
○ 韓国→ 1人8万6000円支給
○ イタリア→ 1人30万円支給
○ シンガポール→ 1人24万円支給
○ オーストラリア→ 最大1人45万円支給
○ イギリス→ 働けない労働者に賃金の8割を支給
マスク2枚、マスク2枚。この日本でですよ。この日本で… この機に及んでも尚且つ、この裏には私の様な凡人には到底知り得る事の出来ない、何か大きな策略や或いは利権などと言ったモノがうごめいていると言う事なのでしょうか? しかし、それであっても、この状況下で総理大臣の口から一住所にマスク2枚を配布とは、何ともギャップがデカ過ぎて完全に理解不能です。また今朝方目にしたのですが、どこかの議員さんのツィッターにはその配達に掛かる費用だけで180億円 (出所は勿論税金です) は必要になるのではないかとの書き込みがあったりも致しまして、更には追加の情報として、このマスク2枚配布は総理が殆ど誰にも相談をする事無く決定してしまったとのニュースも目にしました。一連の対応の遅さや、打ち出す対策のチグハグな所を見ておりますと、安倍総理はもはや冷静な判断が出来ない状況に陥ってしまっているのはないか、などと。。。余程の事が無い限り、殆ど毎朝、やる気満々の意気込みで事務所のドアを開ける事が出来る性分なのですが、今朝に限ってはとてもそんな気分になる事が出来ませんでした。
イベント / ライブ / レストラン / バー等々に国は営業を自粛しろと言いますが、自粛をしろと言うだけで政府は一切何の保証もしませんから、と言う麻生大臣の国会での答弁。これも全く酷い話で、早い話がまずはそんな会社や店なんざ潰れろ。そして何だったらそんな会社に店に関わった連中は、皆、死んでしまえ。と、そう言っているに等しい。新型コロナウィルスが収束をしたら一気に経済のV字回復を目指すと言うのが政府の目論見らしいですが、その時肝心の働く人々が経済的な惨事に見舞われていたとしたら、そんな事無理に決まっていると、これ非常に簡単な理屈だと思うのですが…
主要な先進国の殆ど、アメリカ / ヨーロッパの各国では現在進行形で新型コロナウィルスが猛威を奮っておりまして、その被害がどこまで拡がってしまうのか心配でなりません。そしてまた世界的にその感染拡大が終焉を迎えた時、果たして世界の国々の立場や秩序、パワーバランス、経済の状況等々はそれ以前と同じでいる事が出来るのでしょうか。。。21世紀においては侵略を目的とした戦争は起こり得ない、などと言う論文を目にした事もありますが、とにもかくにも、素人ながら、世界の有り様を一変させかねないとんでも無い危機的状況に見舞われている事を痛感しています。