ZOSO-BLOOD #2
ハーレーダビッドソン伝統のFL系カスタム : ZOSO-BLOODのお話をもう一つ。2年程前ですが、最新のハーレーダビッドソン M8 FAT BOY を新車でお持ち込みを頂きカスタムを製作させて頂いた事がありました。そのお客様は古くからお付き合いを頂いております方で、その方のお好みは私もよる知る所であります。ZOSO-BLOOD のスタイルはそのお客様に取りましては少々ハードな仕様ではありましたが、既に数台目のカスタムであり、1台くらいは悪者仕様のハーレーも宜しいのでは無いかと言う事でこのスタイルをご提案。かくしてミルウォーキー8 FAT BOY をベースと致しましたZOSO-BLOOD #2は完成を致しました。そのZOSO-BLOOD #2ですが、たまたま車検でお預かりを致しており、偶然にもこうして新旧を交えた記念の写真と撮る事が叶った次第であります。
オールド・スプリンガーフォークをモディファイ
最先端のハーレーダビッドソン : ミルウォーキー8 FAT BOYにいきなりオールド74″スプリンガーを組み込むあたり、究極のデチューンであるとのご批判もあろう事とは思いますが、今回の場合、それは「痛快」であるとの一言でご理解を頂ければと思う次第でありまして… しかし流石に、ミルウォーキー8 にオールド・スプリンガーをそのままの状態で組み込んでしまうと、車重的にも車高的にも多々問題がありますので、我々は装着前、オールド・スプリンガーフォークに対し以下の点を改良しモディファイを行なっております。
- バネレート50%増しとなる強化タイプのスプリングを製作の上、装着。
- 十分な車高を確保する為に、スプリンガーフォークのロッカー部分をワンメイクにて製作。
強化タイプのスプリングを組み込む事により、油圧ダンパーの装着が必要無くなりましたので、何よりもフロント周りの美観を向上させる事が出来ました。また、スプリンガーフォークのロッカー部分を造り替えた事により、通常であれば2インチオーバーのスプリンガーフォークを組み込まなくてはならない所をスタンダードレングスのスプリンガーフォークのセットアップとする事が出来まして、この小技を効かす事により違和感の無いオールドなテイストを表現する事が出来たかと思っています。
また、ハーレーダビッドソン : ミルウォーキー8 FAT BOYの場合、ノーマルのリアタイヤのサイズは240ワイドタイヤとなっておりますので、今回はスィングアーム周辺の改造やリアベルトのオフセットなどは一切行う事無く、初代 ZOSO-BLOODと同じ AVON 230ワイドタイヤを装着する事が出来ました。以下、ZOSO-BLOOD #2の専用ページへのリンクボタンをご用意致しましたので、そちらより是非詳細をご覧頂きたく思います。